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地政学を英国で学ぶ : 「地政学」している漫画/ジョン・スチュワート

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「地政学」している漫画/ジョン・スチュワート

今日のイギリス南部は曇り時々雨というすっかり暗い秋模様。そのためかやけに集中して勉強できました。

北朝鮮の Dear Leader、我らが「北のジョン」様が重体みたいですね。こちらでもとりあえず大きなニュースの扱いです。

暴飲暴食しているみたいですから寿命は短いのかも知れませんが、94年に始まった政権ですから、これで終わったらけっこう短期政権ということになりますね。

さて、昨日はロシアはサルコジ大統領との会談でグルジア領内からのロシア軍の撤退を約束したという報道がありましたが、これってよく考えてみたら空約束ですよね。

とりあえず10月1日までに欧州の200人の国際監視団が展開してから10日以内に撤収するということらしいですが、「グルジア領内」という言葉の定義がまず怪しい(苦笑

そんななかで、とても地政学的な漫画を発見しましたのでここに貼付けておきます。

漫画というのは冗談なんですが、実は冗談にはけっこう真実が含まれていることもありまして、以下の漫画は冗談とはいえないようなかなり鋭いものです。

http://www.globecartoon.com/


これは見た通り、プーチン大統領が「包囲されている!」と困惑している様子を描いたもので、共和党副大統領のペイリン候補がアラスカの州知事ということもあり、これでロシアが西側(西ヨーロッパ)とグルジア、それに東端のアメリカからも囲まれてしまったことを憂慮している、ということですね。

とりあえずここでは冗談として描かれているわけですが、実は北極海の情勢から考えると、ペイリンがアラスカ出身というのは実はロシアにとってけっこう冗談じゃない話なんですよね。

興味深いのは、このロシアの地図の上で二台の戦車と船が位置している場所ですね。

百年以上前にマハンも書いている通り、ロシアというのは国力の源泉を外に求めようとして、伝統的に以下のようなルート、つまり

1、ペルシャ(イラン)を通ってペルシャ湾へ
2、黒海を通って地中海へ
3、アフガニスタン/インドを通ってインド洋へ
4、シベリアを通って中国沿岸へ

という風に海へ抜けようとするのです。これを伝統的に「ロシアは不凍港を求めて南進する」ということになるわけですが、問題はこれがパイプラインだろうが軍事だろうが全く変わりがない、という点ですね。

これをマハンは「コミュニケーション」という言葉で表しておりますが、これには軍事と商業貿易の両方の通り道という意味を含ませております。

余談ですが、この漫画のような冗談(ジョーク)が真実を伝えているものだという現象はけっこう大切でして、たとえば最近はCNNでも見れるようになった「デイリー・ショウ」という番組の司会のジョン・スチュワートが、アメリカで「最も信頼できるニュースキャスター」というアンケートで第四位になった、という報道がありました。

私もカナダ時代にこの番組を週に何度か見ておりましたが、リベラル的な観点から真剣なニュースを完全に茶化している優れものだなぁという思っておりました。

そういえば去年の年末あたりにはネオコンのビル・クリストルをスタジオに読んで対談してるのを見ましたっけ。

以下はNYタイムズの記事からの引用。

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Is Jon Stewart the Most Trusted Man in America?

By MICHIKO KAKUTANI
Published: August 15, 2008

(中略)

the emergence of “The Daily Show” as a genuine cultural and political force. When Americans were asked in a 2007 poll by the Pew Research Center for the People and the Press to name the journalist they most admired, Mr. Stewart, the fake news anchor, came in at No. 4, tied with the real news anchors Brian Williams and Tom Brokaw of NBC, Dan Rather of CBS and Anderson Cooper of CNN. And a study this year from the center’s Project for Excellence in Journalism concluded that “ ‘The Daily Show’ is clearly impacting American dialogue” and “getting people to think critically about the public square.”

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Download video!


「ハノイ・ヒルトンもマケインの決意をくずすことができなかったのだから、グアンタナモは(アルカイダにとっての)リーダーシップアカデミーだ!」というのは最高な皮肉ですね(笑

またまた余談ですが、ペイリンのメガネが日本のデザインという報道がありました。テレビで「KAWASAKI 704」と出ていたので、なんだろうと思って検索したらこういうニュースが。

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ペイリン氏のメガネに注目 川崎氏がデザイン

【ニューヨーク=阿部伸哉】トレードマークの眼鏡は日本人のデザイン−。米大統領選挙で共和党初の女性副大統領候補として注目を集めるペイリン・アラスカ州知事(44)愛用の眼鏡フレームは、名古屋市立大大学院名誉教授の工業デザイナー川崎和男さん(59)=福井市出身=が手がけた製品だと、米メディアが5日報じた。
 USAトゥデー紙によると、ペイリン氏が選挙戦に登場して以来、川崎さんのフレームを扱う米ロサンゼルスの代理店には販売店から注文が殺到。米国で「眼鏡ブームが起きる」との予想もある。
 フレームはチタン製の「704シリーズ」で、ペイリン氏は昨年暮れ、約300点を試着した上で家族と相談して選んだ。同シリーズの希望小売価格は米国で375ドル(約4万円)から。ただし、角張ったレンズは同氏の地元アラスカでの特注品という。
 川崎さんデザインのフレーム愛好者は米著名人に多く、パウエル元国務長官もその一人。フレームは日本の大手販売店でも扱っているという。

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日本との意外なコネクションが(笑
(ハイドパーク)

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