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<党首討論>麻生首相と小沢代表のやりとりの詳報(2)(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

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■麻生首相 お祝いを言って頂きましてありがとうございました。私の方もかねてお願いしていた党首討論をお受けいただくことになりました。感謝します。

 まず最初にご質問のあった二次補正の話です。私はこの景気対策は極めて大きなものだと思っております。少なくとも世界でいろいろな国が景気対策、内需拡大等々、アメリカ、イギリス、中国始めていますが、私どもは9月早々に提起させて頂き、おかげさまで1次補正も通して頂いて、世界で一番早く景気対策に手を付けた国であるとその点はそう思っております。

 そのうえで私どもは景気対策を考えたときに、一次対策を申し上げた中では年末の12月、いま補正1次が通ってますので、その中で中小、小規模企業対策などの9兆円の保証枠、貸出枠は順調にはけておりまして、きのう、きょうと約1000億、1100億、毎日そのような形で使われているのは、ご存じの通りです。

 仮にこのまま継続しましても、年内のものに関しましてはこれで対応はできると、借り手側に限ってみればそう思いますが、もう一つは貸し手側があります。貸し手側につきましては金融機能強化法というのが今お願いをさせて頂いておりますが、通して頂くことで貸し手側による貸しはがし、もしくは貸し渋りなどが起きないようにするという貸し手側、借り手側のもう1点の問題がまだ残っておりますので、この点につきましてはほぼ審議が終わったように参議院の方ではうかがっておりますので、ぜひ早急に成立するように小沢党首のお力添えも併せてお願いしたい。

 ただ、基本的には私は今回の景気対策は、1次補正というもので年末。そして2次補正というのは会計年度といわれる3月末に向けまして、3月の決算対策いわゆる資金繰りがいることになります。そういったものを考えると、これもきちんとしなければならん。かつ我々は二次補正の中で、平成20年の法人税額はかなり減額減収になると思いますのでどれくらいになるか見極めなければならないと思っております。また金融機能強化法がまだ通っておりませんので、通るか通らないでまた違ってくる、そうした全体像を見たうえで2次補正をお見せするのがきちんとしている。

 加えて景気を考えるなら、なんと言っても平成21年度の本予算というものが一番肝心であります。従って1次、2次、そして本予算、この三つが私にとっては3段階、3段ロケット、いろいろありますが、きちんと対応していくべきだ。従って1月早々に通常国会を早めに開催させて頂き、そしてこの問題を国民に安心を持っていただくための本予算も含めて提出する。そうした形にさせて頂きたい。従って2次補正というものをきちんと守ったうえでというのが1月早々に出させていただく背景であります。

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