【事故米不正転売】太田農水相辞任 白須次官更迭 後任は井出林野庁長官 - MSN産経ニュース |
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2008.9.19 11:02
このニュースのトピックス:食の偽装
厳しい表情で辞意を表明する太田誠一農水相=19日、東京・霞ヶ関(奈須稔撮影)厳しい表情で辞意を表明する太田誠一農水相=19日、東京・霞ヶ関(奈須稔撮影)
太田誠一農水相は19日、カビ毒や基準値を超える農薬などで汚染された事故米の不正転売問題の責任をとり、福田康夫首相に辞表を提出、受理された。太田農相は同日午前の閣議後会見で「(残留農薬などに汚染された)事故米の社会的問題の大きさをかんがみた。当面の再発防止策の骨格も決まり、節目と考えた」と述べ、国民の食の安全に不安を招いたことの責任を取る考えを示した。
また、同日午前の閣議で白須敏朗事務次官の引責辞任を了承し、後任の事務次官には井出道雄・林野庁長官をあてる人事を決めた。白須次官は事故米の不正転売問題が社会を混乱させた責任を取るため、18日、太田農水相に辞表を出していたが、消費者行政を重視する福田康夫首相による事実上の更迭となる。
農水省は、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などによる汚染米問題にからみ、白須次官が11日の記者会見で「一義的には(不正転売した)企業に責任があると考えている。私どもに責任があると考えているわけではない」と発言。これをうけて、町村信孝官房長官は12日、白須次官を官邸に呼び「(農水省に)責任がなかったかのような発言が問題を増幅している」と厳重注意していた。
また、農水省は三笠フーズなど業者に対する立ち入り調査の際、事前に業者側に検査時間を通告したことで、不正転売を見抜けなかったとして、監視態勢の不備を認めている。
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太田誠一(おおた・せいいち)氏 昭和43年に慶大卒業後、福岡大助教授などを経て55年に衆院初当選。当選8回。62歳。自民党古賀派所属。総務庁長官、党人権問題等調査会長などを経て今年8月から現職。
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井出道雄氏(いで・みちお)東大法卒。昭和50年農林省入省。畜産部長、総括審議官、経営局長、官房長を経て平成20年1月林野庁長官。58歳。
投稿者 sfu9xi | 返信 (0) | トラックバック (0)